日本は、IotやAI(人工知能)やデジタルトランスフォーメーション、女性活躍社会やワークライフバランスといった課題、少子高齢化などの対応により、経済環境が劇的に変化をしています。
上田地域の産業もその変化に対応することが求められています。その大きな流れの中、地方の産業や伝統の産業などは未来に向けていま何をすべきなのか、考えていく必要があります。
上田地域産業展オンラインでは、女性経営者として注目される矢島里佳をゲストに迎え、上田地域のものづくり未来について語ります。
上田地域ものづくりの未来(そのさき)について・・・
先人の智慧と今を生きる私たちの感性や感覚を和えた丁寧な暮らしを生み出し、
みなさんと共に『文化経済大国日本』という、新たな時代を切り拓く。
・・・「和える」マインドにちなんで
<特別ゲスト>
株式会社和える 代表取締役 矢島里佳 さん
<パネリスト>
コゲラの里工房 徳武忠造さん
藤本つむぎ工房 佐藤元政さん
<司会進行>
地域おこし企業人 高山慶子さん
株式会社和える 代表取締役
~略歴~
職人と伝統の魅力に惹かれ、19歳の頃から全国を回り始め、大学時代に日本の伝統文化・産業の情報発信の仕事を始める。
「日本の伝統を次世代につなぎたい」という想いから、大学4年時である2011年3月、株式会社和えるを創業、慶應義塾大学法学部政治学科卒業。2012年3月、幼少期から職人の手仕事に触れられる環境を創出すべく、“0歳からの伝統ブランドaeru”を立ち上げ、日本全国の職人と共にオリジナル商品を生み出し、オンライン直営店から始まる。2014年には事業拠点となる東京「aeru meguro」、2015年京都「aeru gojo」をオープン。「ガイアの夜明け」(テレビ東京)にて特集される。
日本の伝統を泊まって体感できる“aeru room”、日本の職人技で直す“aeru onaoshi”など、日本の伝統や先人の智慧を、暮らしの中で活かしながら次世代につなぐために様々な事業を展開中。
著書に和える創業までの物語を綴った『和える-aeru- 伝統産業を子どもにつなぐ25歳女性起業家』(早川書房)など。
<国などの委員ほか>
2019年
<書籍>
長野県上田市出身
昭和49年から農民美術作家〝橋本千春氏″を師とし農民美術をはじめ、以来40年以上木彫りと向き合う。
2010年 長野県卓越技能表彰信州の名工に選ばれる。
2011年 長野県ものづくりマイスターに認定。
長野県農民美術連合会長をつとめながら木端人形普及運動に取り組む。
2019年11月、『農民美術・児童自由画100年展』を開催し、伝統工芸品の歴史や魅力を伝えるために活動している。
現在、長野県上田市常田に工房を構える。
1661年(寛文元年)に長野県で初めて蚕種の製造販売を行った藤本善右衛門の時代から、絹に携わり続けている。
長い歴史と伝統を礎に現代に活きるものづくりをこそが藤本の本領であると考え、常に創意工夫を繰り返しながら、自由で粋な上田紬の魅力を発信している。
工房では、機織り体験も実施しており(現在は中止中)、織りを通して触れることで伝統産業の魅力を伝えている。
株式会社東急エージェンシー エリアプロジェクト局地域プロジェクト部担当部長兼上田市商工観光部観光課所属。
東急エージェンシーでは、営業・戦略立案・企画部門などを経て、現在のエリアプロジェクト局に所属。
地域創生など地域のプロジェクトに関わる。同時に働き方改革などを行うワークスタイルデザイン局を兼務。社内の働き方改革・ダイバーシティ推進・オフィス改革・女性活躍推進などを行う。
2019年東急(株)の立ち上げたふるさと納税サービス「ふるさとパレット」で、商品開発などを行いながら、2019年8月より地域おこし企業人として、上田市に兼務出向。